野村克也 人生を勝利に導く金言 『見てくれている人がいる』
私は60年間野球を続けてきましたが、何度も何度も逆境に落とされてきました。しかし、南海をクビになってもロッテや西武が拾ってくれたし、阪神をクビになってもシダックスや楽天が迎い入れてくれた。それは「見てくれている人がいる」…
企業の収益向上やマーケティングセミナー・営業力強化研修を行なう北海道札幌市の経営コンサルタント会社 OFFICE KOM 株式会社
私は60年間野球を続けてきましたが、何度も何度も逆境に落とされてきました。しかし、南海をクビになってもロッテや西武が拾ってくれたし、阪神をクビになってもシダックスや楽天が迎い入れてくれた。それは「見てくれている人がいる」…
どんな人生でも、急いだってしょうがないんですね。焦らず、じっくり歩いて、その分いろんなものを吸収していく。私もカーブを打てなかった十年間を、少しも遠回りしたとは考えていないのです。 【私見】 人生を築いていくうえでは「急…
東京駅の勤続何十年という赤帽さんについて、大仏次郎さんが書いた話を読みました。「よく勤まりましたね」と大仏さんがねぎらうと、彼は「ハイ、私は真ちゅうは真ちゅうなりに生きてまいりまして、金メッキをしなかったことがよかったと…
「野球を楽しんでいる人」「野球から学んでいる人」「野球に人生を見ている人」 私は、「自分はどえらいことをしてきたんや」と、背筋が寒くなったのを覚えています。「野球とは、守備の美しさにある」と書いたのも、自分自身で人生をわ…
山梨勝之進という人は、昭和34年から51年までの間、82歳から90歳になろうとする頃まで、海上自衛隊幹部学校で講和を行ったそうです。1回の準備に3か月もかけたといいます。講和中は椅子やマイクを進められても、一切使わず、メ…
最近、興味深く聞いた渋沢栄一の得意話です。 「一生懸命に働き、金や土地を貯めた爺さんがいた。子供も孫もおり、何不自由ない財産がある。時には温泉に出かけて楽しんできたらどうかと周囲の人が勧める。あまり強く勧めるので爺さんは…
「働く」といいますね。ハタラクとは、ハタ(周囲)をラク(楽)にすることでもあるのだーーーなんだか、語呂合わせみたいで気が引けますが、そういうふうに考え始めた時期がありました。 自分のために「十」の力で働くところを、「一」…
「自分は運がないなー」と嘆くのは簡単です。しかし、不運(いい結果が出ない)には、必ず、それなりの理由があります。そして、幸運にも、それ相応の過程があるのです。 運は、自ら切り拓いて見つけるものーーー私の二十七年間の現役生…
百七歳で亡くなった平櫛田中さんという彫刻家が、自戒の念を込めて「器用につきはじめた」という言葉を使っていました。 「彫刻家は、ものそのものを木に移さなければならない。それが唯一絶対の目標である。そのためにはものの全体的把…
出処進退という日本の美意識からすると、私など最悪です。しかし、まだやれると思いながら引退するのは、プロの選手としては残念でならない。もちろん、人それぞれですが、私は惜しまれて去るカッコよさだけでは承服しがたいのです。 「…