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北大のネット講義後のレポートには昨年とは違うある異変が・・・

北大のネット講義後のレポートには昨年とは違うある異変が・・・
★ネット講義という新しいライフスタイルの創出は学生たちの思考を変える★

コロナという感染病は人流を抑制させなければならないため、あらゆる面で制限となる新たなルールができるわけです。

その一つがワークスタイルの再構築であり、“テレワーク”や“オンライン会議”などがスタンダードになっている状況なのです。

また、会議はリアルが当たり前だったわけですが、今ではZOOMを活用したネットミーティングへと移行し、打ち合わせや商談となる会議の多くはネット会議が運用されているのです。

加えて、ネットという文化は買い物の購入方法まで変化させ、食事は出前ではなく“宅配”という新しい文化が定着しつつあるのです。

これらのライフスタイルはコロナ禍の社会によって確立され、コロナが終息すると元に戻るかと言うと決して戻ることはなく、更に進化していくだろうと思うのです。

その理由は利便性や効率性を体感したからであり、更にそれらの価値観を進化させていこうという仕掛ける側(売り手)と仕掛けられる側(買い手)の模索が更に深耕していくと考えるからです。

このように、コロナという感染病によってライフスタイルが変化及び変革していくと同時に、社会の価値観も変わっていくことが実感できるのです。

そんな中、7月のブログでは北海道大学のネット講義について紹介したのですが、今月は受講した25名の学生から事後レポートを書いてもらい、それを添削し、質問等については私なりのコメントを書いて返送していたわけです。

すると、昨年のレポート内容と違った質問や提言が多く、学生たちの価値観が変わったことに驚くのです。

今年は非常勤講師として5回目の講義だったわけですが、過去3回はリアルでの講義だったわけです。

リアル講義は学生の顔が見えることでその場の空気感を確認でき、また講義そのものを理解できているのか、ハタマタ理解できていないのかが肌で感じることができたわけです。

ところが、昨年からコロナとなり、講義はネットで行なうことになったのです。

ネット講義は昨年が初めてであり、どのように伝えていけばよいかを模索しながら講義を進めていったという記憶なのです。

しかし、講義内容はリアルで行なったものを土台とするしか術がないため、昨年は私が普段行っているグループディスカッションを中心として展開したのです。

すると、学生の事後レポートを読んでみると、リアルとネットにおいては格段大きな差が無いことが実感できたのです。

また、講義の満足度はリアル講義同様の印象であり、そのうえでネット講義はリアル以上に理解していることにビックリしたのです。

そのため、今年も昨年同様の講義内容で進めようと考え、7月に行なったわけです。

そして、今月の事後レポートを読んでみると、そこには昨年とは全く違う“ある異変”が起きていたのです。

それらのポイントをまとめてみると以下の通りです。

  • 自分の考えを聞いてほしいので質問時間を多くしてほしい。
  • グループディスカッションは有意義なだけに、グループ以外の人たちとも議論したい。
  • 講義を減らしても深く議論する場を作ってほしい。
  • 各グループの発表後に議論の場を長めにとってほしい。
  • グループディスカッションのテーマはもっと難易度を高くしてほしい。

以上のような要望やコメントが多かったのですが、総評すると以下にまとまるのです。

  1. もっと深く議論したい。
  2. 自分の意見を発表させてほしい。
  3. 他の人の話をもっと聞いてみたい。

これらは“自己表現したい”というメッセージであり、この意思表示は非常勤講師を務めて初めてなのです。

リアルの授業の時は「質問はありませんか~」と問いただしてもその反応が薄かったという印象なのです。

ですから、私の講義は議論を活発化させるため、一方通行の講義を行うのではなく、双方向のコミュニケーションが取れるグループディスカッションを行う講義なのです。

その目的は議論することで記憶に残すことができるからであり、楽しいという感覚を抱くことができればマーケティングについて興味を持ってくれると思うからです。

そんな講義の組み立てをもとに、昨年は初めてのネット講義の中でもグループディスカッションを行ったわけです。

その結果は先述した通り、リアルの講義以上の納得度、そして満足度があったと感じたのです。

ところが、2年目のネット講義の結果は決して満足できていないというコメントが多かったのです。

これはちょっとショックでしたね~

何故なら、過去4年間は学生たちから多くの評価をもらっていたからです。

この満足できない要素を分析すると、ネット講義に対する慣れであり、ネットのほうが顔が見えないという関連性があるのかもしれませんが、恥ずかしいという気持ちが薄れ、感じたことを表現したいと思えるようになったように感じるのです。

これこそ、ネットという新しいスタイルから創出された人間の潜在的な欲求の表現ではないか?!と感じるのです。

つまり、人は基本的に感じたことや考えたことを言動で表現したいものなのではないか?!

ところが、人は「恥ずかしい」とか、「こんなことを言ったら馬鹿にされる」などと考え、更にはその感じたことが顔に現れ、それを見られることが極めて羞恥心をあおることにつながると思うのです。

ところが、ネットは顔を見られることがないため、「どんな人がそんな意見を言っているのか?!」と関連付けることができないわけです。

そのメリットを理解できると、感じたことを表現し、その意見に対し他の人がどのように思うのかを検証することのほうが自分自身のアドバンテージになると感じるようになったと思うのです。

それがネット講義2回目の事後レポートから感じた学生たちの考え方の変化であり、この考え方は今後のライフスタイルをも変えていくことになり、更には価値観の変遷へとつながっていくと思うのです。

そのため、学生の講義方法だけではなく、働き方改革においてもネットを活用し議論させることはベストな選択になっていくと思うのです。

議論は知恵や知識の源となるわけであり、それを活用する仕組みを構築すると新たなる価値を創出することできるからです。

また、会議をリアルからネットに切り替えることで時間の効率化が図れることは大きなメリットであり、その分議論する時間を多くできると思うのです。

来年のネット講義3年目では議論の場を多くしてみようと思っているのです。

これは学生たちの思考の変化であり、マーケティング用語でいうならば“市場の変化”と捉えることができるからです。

来年は講義方法を変えたうえで学生たちの反応を分析したいと思っているのです。

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