事業に失敗するコツ 12箇条『よいものはだまっていても売れると安心していること』
いくらよい商品やサービスでも黙っていて売れるものはないわけです。
でも、たま~に「よく売れているな~」と思える商品があるのですが、その裏にはそれなりに努力しています。それを見ずして「あれは売れているよな~」という話になるのですが、そこには企業努力が必ずあります。
ところが、モノを作る人は「これは売れる!」という思いでつくるわけで、その思いが思い込みとなり、黙ってても売れると言う勘違いが発生します。
そして、市場に出して初めて、どうして売らないのか?!という現実を知ることになります。
しかも、商品を作り上げることに満足し、その後のことを考えないことが多いように思います。
でも、「あと一歩がつながらない!」という悩みはどの企業にもあるんですね。
「売れるはずなのに!」とか「売れないはずがない!」ということは商品を作り上げ、市場に出てからの結果です。
これではモノを買ってもらうことができないのです。
それよりもよいモノであってこそ、製品開発の段階において市場や顧客に買ってもらうための仕組みを考えることです。
そして、発売や出荷と同時に市場と戦う必要があります。
この努力なくして、黙っていても売れるようになることはできないわけです。
また、ごく普通の商品であったとしてもマーケティングや営業活動によってヒット商品にすることができます。
その理由は現在のような売れない市場において顧客視点のマーケティングを行なわない限り、よいモノが売れるとは限らず、売る努力を継続するモノしか売れないからです。
だからこそ、市場や顧客の立場に立ってモノ作りを行ない、そのモノに適したマーケティングを行なうわけです。
昔、ある社長が「顧客の声を聞いてナンボだよ!」と言っていたことを思い出します。
農機具を製造するある企業は今までに販売した農家を巡回し、販売した商品の使い勝手などの声を聞き、次の商品開発に活かしたと言っていました。
つまり、作り手の勝手な思い込みよりも使用者や生活者の声を聞き、モノづくりに活かす。
この考え方が事業に失敗しないコツだと思うのです。
『よいものはだまっていても売れると安心していること』
現在の市場、そして今後の市場においてはあり得ない言葉であり、そのためにマーケティングというものが重要になっていると思うのです。kom
北海道札幌市中央区でマーケティングを駆使して企業収益を向上する経営コンサルタント
【OFFICE KOM株式会社】