電気料金はどのような契約になっているのでしょうか?!
また、一般住宅における基本となる電灯契約は「従量制B」というものです。
従量制という言葉はしっくり理解できるでしょうか。
この名称は脳みそにスーッと入ってくる人が少ないと思うのですが、「従量制とは使えば使うほど高くなる」というと驚く人がほとんどです。
ですから、具体的な料金に置き換えると、50Aで契約している家庭で月間1,000kWを使用すると以下の通りになります。
まず、基本料金が1,674円です。
そして、従量制Bにおける1,000kWの精算は120kWまでが23.54円のためこの従量制Bの請求は2,824円、次に120kWから280kWまでが29.72円のため、4,755円。そして280kW以上が33・37円のため使用電力料金は24,026円になります。
したがって、基本契約50Aの家庭が月間1000kWを使用した場合の電力料金は33,279円(基本料金1,674円+従量制Bの第一段階2,824円、第二段階4,755円、第三段階24,026円の合計)になります。
ですから、第三段階の電力量を削減することが生活者の知恵になってきます。
つまり、できるだけ省エネという意識で生活しないと使えば使うほど電気代が高くなっていくのです。
では、以下の「ドリーム8」と「eタイム3」という電灯契約を知っているでしょうか。
どちらも時間帯別電灯契約で夜間電力がたいへん安くなっているメニューであるため、この電灯契約に合わせた生活を送ると電気代を安くすることができます。
例えば、ドリーム8は夜間時間帯の8時間を3パターンから選択でき、夜間電気代の単価が昼間の平均単価35.66円に対し、夜間は約60%OFFの14.13円と安価なのです。
そして、昼間時間帯契約のうち、210kWを超えると単価40.10円と高額になるため、できるだけドリーム8時間帯で生活するという考え方が大切です。
また、eタイム3は夜間時間が22時から8時までの10時間に固定されたうえで単価14.37円はたいへん安い単価です。
昼間時間は朝晩時間が30.35円、午後時間が39.94円のため、ドリーム8同様に夜間料金よりも高くなりますから、単価の安い時間帯で生活する意識を持つことです。
加えて、時間帯別契約は生活者の申告で変更できますので電力会社に相談してみることです。
その上で、徹底しなければならないことは「ライフスタイルの変革」です。
下図の通り、高い電気代は極力使わず、安い電気代の時に家計の仕事をシフトしたり、タイマーを使って家電品を動かしたりすると当然に電気代を削減することができます。

そのためにはどの時間帯が安くて、家事や家計はどのように変更すればいいかを具体化することです。
例えば、毎日入れるコーヒーは夜間料金の7時までに落とすとか、洗濯機はタイマーを使って動かすとか、アイロンは夜間料金の時に使うとか。
これらの生活のリズムを変更することでわずかながらも電気代が削減することができます。
光熱費とは毎日の生活の積み重ねですから、細かい意識改革と具体的なアクションプランを家族全員で共有し、ルール化していくことです。
すると、確実に電気代を削減することができます。kom
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